皆さん、こんにちは。満室研究所所長の山岡清利です。
今日は空室の天井に1000クロスを貼ると、どんな風になるかをお教えします。一般的に天井に色柄のあるクロスを貼ると、頭上からの圧迫感から部屋が狭く感じると言われますが、そんな事はありません。
建築基準法で定める天井高は2100mm以上でして、多くの賃貸物件では2400mmの高さで部屋が作られていますし、最近の新築物件では、さらに高く2500mm越えは普通にあるようになってきていますね。
《 壁紙って万能 》
空室対策アイテムとして一番ポピュラーな壁紙( アクセントクロス )は、実に様々な色や柄が用意されていますし、価格は、全国的にみてもほぼ定額で意外とローコスト、これを活用しない手はありませんね!
退去後の原状回復時に壁紙が綺麗なら無理に貼り替える事はしません。しかしヤニ汚れが酷く壁紙交換の必要がある場合、普通に500番の白色クロスではなく、+数百円のコストで1000番の柄物クロスにグレードアップさせます。
全面1000番クロスではないので、追加コストは数千円で済みます。ですから、初心者さんは、貼り替えが必要な時だけ+アルファーのコストを掛けてみましょう♪
天井が綺麗なら無理に貼り替えるのは止めましょう( 苦笑 )。初めてチャレンジする場合は、修繕の必要がある時だけにすると気が楽ですよ♪
最近の私は、平均的な天井高の部屋なら天井に色柄クロスを貼っちゃいます。イメージよりも圧迫感を感じず素敵な部屋になるので、好んで天井にクロスを貼って差別化対策を行っています。
天井クロスに色柄物を使うとヤニ汚れなど目立たないので、退去しても何回も使いまわす事もできるので結果お得なんですよね。
「 一体どんな感じなのよ~ 」と、気になりますよね。今回も画像で実例紹介しますので参考にしてください。
《 事例紹介 》
一般的な天井高の賃貸物件の天井クロスを貼ってみました。使用したクロスはシンコール社 BA-6026 です。壁紙の貼る向きですが、フローリングの向きと一緒にするのが重要です。
ビフォー
アフター
玄関からの廊下と同じラインで木目を合わせて奥行きを出しています。圧迫感も感じません。玄関ドアを開けた瞬間、明らかに違いを感じます。
ビフォー
キッチン収納部分が何故かショッキングな青色シートで補修されていました(^_^;) リビング・ダイニングに原色の青を使うと、入居者の自前インテリアと雰囲気を合わせるのは相当難しいです。
アフター
キッチン収納部分を白木目( 横木目 )に貼り替え。吊棚の上部のクロスは煉瓦にして遊んでみました。天井にはエイジングが掛かりシャビー感たっぷりなクロスをチョイス。いい感じでしょ。
ビフォー
廊下のドアから入った風景ですが、本当に普通です。これでは引越しを考えているお客様のハートに響きませんね。
アフター
廊下の天井クロスと一体化したクロス。ドアを開けてもまだ続いています。特に女性に人気のナチュラルテイストは好まれます。
《 せっかくだからチャレンジしてみませんか? 》
いかがでしたしょうか? 壁の1面だけにアクセントクロスを入れる差別化の手法は、すでに一般化して来ておりまして、早々目立たたなくなり、もはや差別化にもならないレベルまで来ました。
壁紙で遊ぶ( 差別化 )はローコストで色々できるので、視点を変えて貼る場所を変えてみてはいかがでしょうか?
色・柄豊富な壁紙はアイデア次第で無限の可能性を持つ差別化アイテムですよ♪ 次回もお楽しみに~(^_^)/